製品中に発生する「異物」は品質の低下だけでなく、時に設備の故障を引き起こします。そのため発生した異物が、「どんな成分なのか?」「どの経路で混入したのか?」「どうやって発生したか?」と、特定・分析をすることが非常に重要になります。当社では豊富な経験と高い技術力で最適な分析手法を検討し、異物発生の原因を究明致します。
分析手法例
フーリエ変換赤外分光法(FT-IR)
FT-IRは異物分析においてはオーソドックスな手法で、測定対象に赤外線を照射し、スペクトルを得ることにより物質の特定を行います。-COOHなどの官能基のピークを解析するため、特に有機物の特定に使用されます。
エネルギー分散型X線分析(EDX)
EDXはX線を測定対象に照射した際に発生しする蛍光X線を測定する事により、試料表面を構成する元素を調べることが出来ます。
デジタルマイクロスコープ
異物分析は成分分析により特定する事が一般的です。しかし、製品と異物の成分が近い場合や、想定される異物が複数ある場合などには外観による解析が必要な場合があります。デジタルマイクロスコープでは光学顕微鏡と比べて、素早く正確に外観の観察が行う事ができます。
検査の流れ
1お申込み
- お問い合わせフォームまたは、お電話にてお問合せ下さい。
2詳細打合せ
- 異物の発生工程、発生頻度、異物候補を詳細にお打合せさせて頂きます。
3採取・運搬
- 当社での採取も承ります。
- 変質や汚染を防ぐため、採取、保管方法を指定させて頂く場合もあります。
4検査・分析
- 通常、検体到着から10営業日程度で検査を行いますが、検査対象によっては更にお時間を頂く場合もあります。
5報告
- 報告書・請求書を後日送付します。
まずはお気軽にお問い合わせください。