水は様々な状態で存在し、生物にとって欠かすことのできないものです。人の生活環境や生態系を維持していくために、水質の保全が必要です。
わが国では工場や事業所から排水する際には水質汚濁防止法や下水道法を守る必要があります。
当社では法令に基づき分析を行い、お客様のもとへ分析結果をお届けしています。
公共用水域への排水
公共用水域に排出される排水は一律排水基準を満たす必要があります。更に条例や協定により定められた、より厳しい上乗せ排水基準がある場合もあります。 水質汚濁防止法は、排水基準に適合しない排出水の排出を禁止し、故意・過失を問わず違反者に対して刑罰を科せられることになっています。
参考 環境省 一律排水基準
下水道への排水
公共下水は下水終末処理場で処理されますが、浄化機能を阻害するほどの下水を排出してはいけません。公共下水に下水を排出する場合は、下水道法に基づく下水排除基準を満たす必要があります。
また、下水道の浄化施設からの放流水に対しても基準が設けられています。
政令による一律基準の他、都道府県ごとに条例で規制がかかっている場合もあります。
参考 下水道法施行令
分析項目
項目は分析依頼の多い項目を抜粋しています。基準の無い物質や特殊な物質の分析も承っておりますのでまずはご相談下さい。
水素イオン濃度(水素指数)(pH) |
生物化学的酸素要求量(BOD) |
化学的酸素要求量(COD) |
浮遊物質量(SS) |
ノルマルヘキサン抽出物質含有量(鉱油類含有量) |
ノルマルヘキサン抽出物質含有量(動植物油脂類含有量) |
フェノール類含有量 |
銅含有量 |
亜鉛含有量 |
溶解性鉄含有量 |
溶解性マンガン含有量 |
クロム含有量 |
大腸菌群数 |
窒素含有量 |
燐含有量 |
排水中のダイオキシン類測定
JIS K 0312に準拠したダイオキシン類の採取・分析も承ります。
※分析はMLAP適合の外部委託機関で行います。
ご案内
- ご存じですか?土壌汚染対策法のこと(経済産業省公式YouTube)
検査の流れ
1お申込み
- お問い合わせフォームまたは、お電話・FAXにてお問合せ下さい。
2採取・運搬
- 当社での採取も承ります。
3検査・分析
- 検体到着から7営業日程度。分析項目によってはお時間を頂く場合もございます。
4報告
- 検査結果の速報も可能です。
- 報告書・請求書を後日送付。
- (目安の納期 10営業日程度)